皮膚感染症に使われるクラビットと微熱での服用はあり?

クラビットはニューキノロン系抗生物質の一つで、細菌のDNAの複製を阻害することで殺菌作用を示します。
広い抗菌スペクトルを持つため、様々な細菌感染の治療に用いられ、眼科疾患、皮膚疾患、呼吸器疾患、耳鼻科疾患などその適応症状は広範囲にわたります。
通常、ヒトは健康であれば皮膚が細菌の侵入を防いでくれますし、菌が体内に入っても自分の免疫で体内に侵入した細菌に対処することができますが、感染力の強い菌であったり、自分自身の免疫がおちていたり、皮膚に傷ができるなど何らかの問題があると菌に感染してしまいます。これが自己免疫で対処しきれず増殖すると病気を発症してしまいます。
このようなときにクラビットなどの抗生物質が活躍します。通常の感染症であれば経口摂取でクラビットを服用し治療を行います。皮膚感染症は重症なものだけでなく、ニキビなどの治療にも使用されることがあります。
では、このクラビットは微熱が出たときに服用しても大丈夫でしょうか?
それはその微熱の原因や程度にもよります。微熱がただの風邪が疑われる場合、細菌感染によるものかウイルス感染によるものかはわかりません。ですので安易に抗生物質を使用するのはあまりよくありません。抗生物質の多用は耐性菌を作ったり体に良い菌まで殺してしまうためです。しかし、膀胱炎など明らかに細菌感染による疾病が原因の微熱の場合、速やかに抗生物質を使用して細菌を駆除することが好ましいです。増殖した細菌を自己免疫だけで退治するのは難しく、放っておくとさらに増殖し膿を排泄したり、微熱から高熱になったり、感染部位が拡大し治療が困難になってしまうためです。
このようなことからクラビットの服用には原因をしっかり把握することが大切です。