感染症のパンデミックとは

「感染症のパンデミック」とは、何らかの感染症の被害が著しく、世界的な規模で流行していることを示す用語です。
ヒトは病原菌との接触によって病気に感染します。
これがヒトからヒトへと伝染して、その規模が拡大して行くのですが、それには3段階あります。
まず第一段階は地域での流行に留まる「エンデミック」です。
第二段階は、国内での流行に留まる「エピデミック」です。
そして、最も規模が大きいのが、世界的な流行となる「パンデミック」なのです。
これには具体的に、天然痘・インフルエンザ・AIDSなどのウイルス感染症、ペスト・梅毒・コレラ・結核・チフスなどの細菌感染症、マラリアなどの原虫感染症があります。
中でも特に新興感染症や再興感染症が集団発生すると、規模が大きくなりやすく、それだけ重篤度(死亡率)も上がります。
このような感染症のパンデミックの例として、歴史的に有名なものに、14世紀ヨーロッパで流行したペスト、19~20世紀に世界のあちらこちらで流行したコレラ、1918~1919年に全世界で流行したスペインかぜ(インフルエンザの一種)などがあります。
近年では鳥インフルエンザなどもパンデミック寸前まで行くような事態に陥ったことがありますし、今後も警戒が必要です。

感染症が起こる原因とは

感染症とは、寄生虫や細菌、ウイルスや病原体に感染する事によって、体に起きる様々な症状の事を言います。
感染症は、人間の病気の原因の多くの割合を占めています。
昔は根本的な治療方法が確立されおらず、感染症の一種である伝染病はとても恐れられていました。
1929年に抗生物質であるペニシリンが発明されてからは、以前よりは感染症の脅威は薄らいでいます。
しかし、現在でも感染症は世界の死因の約4分の1を占めています。

感染症が起こる原因としては、様々なものが考えられます。
なぜなら感染症は、その種類によって感染経路が違うからです。
大きくは、人から人に感染する種類、動物から人に感染する種類、食べ物から感染する種類等に分類されます。
また、人から人に感染する種類のものの中でも、更に接触によって感染する種類と、咳等によって空気中に飛散した病原体を吸い込む事によって感染する種類に分類されます。

よって、これらの様々な感染症を予防するためには、多くの予防対策を講じる必要があります。
代表的な予防対策としては、こまめな手洗いやうがい、食品の充分な加熱等があります。
しかし、感染経路が多過ぎるので、感染症を完全に予防する事は難しいのが現実です。
なので自分が感染症になったら、周りにうつさないためにも早めに治療する事が大切です。